今回はお出かけの時のおむつなし育児についてです。外出はおむつなし育児をする上で課題となりやすい項目のひとつ。どこでやればいいの?いつするの?便利グッズは?といった疑問にお答えできればと思います。できるようになればおむつの荷物が減って、外出が身軽になりますよ。ぜひチャレンジしてみてください。
外出時のポイント
場所見知りをしたり、いろんな音の出る公衆トイレなど、いつもと環境が変わるとできない子もいると思います。そんな時は優しく説明したりお願いしたりしながら、焦らず見守ってあげてくださいね。決して無理に進める必要はありません。
サインとタイミング
外出時は、緊張が良い刺激になるのか、間隔が開く子が多いです。サインはその子によって違いますが、娘の場合はのけぞったり泣いたり騒いだりするとたいていおしっこです。そして家にいる時よりも明確なサインを出してくれることが多いです。
サインがわからない場合、始めのうちは時間で区切ったり、親のトイレのタイミングで連れて行ったりしながら様子を観察してみてください。私も、サインがなくても最後のおしっこから1時間くらいでささげに行っています。また、あらかじめトイレに連れて行って「ここがトイレだからね。おしっこしたくなったら教えてくれたらここに連れてきてあげるからね」と伝えておくのも効果的です。
ささげる場所
では、どこでささげるか?おすすめをいくつかご紹介します。
- 多目的トイレ
初めは、ショッピングモールなどからスタートするのがいいかもしれません。たいてい多目的トイレがあります。普通のトイレほど並ばなくて済むし、広くてキレイでおむつ替え用の台があるところが多いので便利ですよ。性別関係ないトイレなので、パパも一緒に入れるので何かとサポートをお願いできるのでおすすめです。時々、補助便座を用意してくれているところやキッズトイレ併設のところも見かけます。タンデムでなくささげる派の方は、先にトイレットペーパーを準備しておく方がスムーズです!
新幹線(東海道)の多目的トイレは11号車と12号車の間(11号車の後方・東京側)にあります。多目的室もそのそばです。
- おまるを持参
車でおでかけの場合、ホーローおまるのような小型のものなら積んでお出かけできますね。中にビニール袋やペットシーツを敷いておくと後片付けも楽になります。
- おまる代用品あれこれ
持ち運べるようなおまるがない場合も、代用品が使えます。男の子の場合ペットボトルが便利だそうです。女の子だとちょっと難しいので、代わりになるものを探していたのですが、100均でこんなものを見つけました。
口が広くフタもついています。この上でやり手水して、上手くいきました。長距離のドライブやトイレのない場所へのお出かけに重宝しそうです。
あとは、オススメなのがペットシーツ!コンパクトなので、車にいつも数枚準備しています。トイレがすぐ見つからないような時は適当な駐車場に停めて、車内や建物の陰でペットシーツの上にささげてキャッチしたらシーツを回収します。
外出先での初めてのキャッチ
初めて外出先でキャッチできたのは、おむつなし育児開始からもうすぐ2ヶ月という頃。月齢で11ヶ月の頃でした。いつも、お出かけ直前に布おむつから紙おむつに替えるのですが、その日は替えるのを忘れたまま出発。チャイルドシートと抱っこ紐で2時間くらい経って、布おむつのままだということに気付いて慌ててトイレへ。きっとぐしょぐしょになっているはず‥思いきや、なんと全く濡れていなかったのです!普段ならこんなに間隔が開くことはまずないので、もしかしたらと思いダメもとでささげてみると‥上手におしっこできました!抱っこ紐に入っているとおしっこしにくいというのは本当なんだとこのとき実感しました。
それ以来、外出時もささげるようにしているのですが、外出するとキャッチ率が格段に上がります。朝10時頃出かけて、15時~16時頃帰宅するまで1枚もおむつを濡らさず帰ってくることも。そして、その流れで「帰宅してすぐ」、「帰宅から1時間後」なんかにささげたりおまるに乗せてみたりしても成功することが多いです。調子のいい時は翌日も在宅中のキャッチ率が上がります。いい刺激になっているのかもしれませんね。一方、ベビーカーだと見逃すことが多いです。密着度の違いや体勢の違いによるものかもしれません。
「おしっこしたいけど抱っこ紐の中でしたくない」「待っていれば(サインを出せば)トイレに連れて行ってくれる」「連れて行ってくれた」「トイレでできて気持ちいい」‥と娘が思ってくれて、親子の信頼関係をちょっとでも強くできればいいなぁなんて思っています。
電車移動の際も予定に組み込んで
休日は家族3人で車移動が多いのですが、平日は娘と電車に乗るということもあります。その際は前もって乗り換えの時間を確認しておいて、どの駅でささげるか決めておきます。
一度「紙おむつだし中でするだろう」と思って途中でささげずに電車に乗っていて大泣きされたことがありました。完全におしっこのサインだったのでどうすることもできず…。電車の中で泣かれると逃げ場もないし周りの視線も痛いし、つらかったです。それ以来、必ずささげる予定を立てて電車に乗っています。
そして「あと10分で降りるからトイレ行こうね」「今しとかないとまたしばらく降りられないよ」などと話しかけています。そんな複雑なこと子どもには理解できないよ!とあなどるなかれ。「赤ちゃんだってちゃんと全部わかっている」という前提で接する方が何でもうまくいくことの方が多いです。実際に、ささげて出なかったとしても電車で大泣きされることはなくなりました。また、おむつがきれいなままなので、持ち帰るおむつゴミが荷物になるということもなくなって大助かりです。
まとめ
- 初めは短時間のお出かけや、行き慣れたところから
- 多目的トイレがおすすめ
- 車の場合はおまるや代用品を持参
- 電車の場合はあらかじめささげる駅を決めておく
- 「ここがトイレだよ」「次の駅で降りてトイレに行くよ」など話しかける
いかがでしょうか。無理する必要はもちろんないのですが、外出中の方がうまくいく子は多いですし、うちの娘のように、良い刺激になってお家でのおむつなし育児にも効果が見られるかもしれません 。キャッチできなかったから失敗ということもないので、一度気軽に試してみるのがいいのではと思います。