HAPPYおむつライフ

富士山の麓から、おむつなし育児の記録をつづります

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1歳過ぎたら!布パンツ?トレパン?ふんどし?比較してみました

本来、赤ちゃんは生後6ヶ月頃からおしっこをある程度ためられるようになり、1歳前後になると排尿感覚が開いてきます。ですが、おむつの中のみで排泄しているとこれがどんどん遅くなってしまいます。排泄の感覚を育てるために、できれば1歳を過ぎたら(遅くとも2歳には)可能な範囲で是非ともおむつを外してあげて欲しいと思います。もちろん無理する必要はありません。これまで通りのおむつなし育児を続けるでも、布パンツにしてみる、トレパンにしてみる、ふんどしにしてみる、思い切っておむつなしにしてみるでも大丈夫です。子どもの気持ちに寄り添いながら、コストや掃除・洗濯の手間などを考えて、できそうなものを選んでみてください。

今日は布パンツ、トレパン、ふんどしを使ってみてのメリット・デメリットや感想をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

 

メリット・デメリット

布パンツ、トレパン、ふんどし

 

布パンツ、トレパン、ふんどしについて、それぞれ乾きやすさ、コスト、掃除についてまとめました。

 

布パンツ(綿パンツ)

  • 乾きやすさ◎

 面積も小さく薄いので乾きやすいです。

  • コスト△

 新しく揃える必要がありますが、おむつが外れればいずれ使うものなので損ではないかと。

  • 掃除×

 吸収力はないので、水たまりができます。掃除は必須です。

  • ひとこと

乾きやすさは輪おむつには劣りますが、小さいので洗濯の手間は楽です。おしっこを吸収するためのものではないので水たまりは必ずできます。なので、どうせ掃除するのならいっそのことすっぽんぽんにすれば洗濯の手間が省けるかとも思ったのですが、私の知らないうちに目の届かない所で水たまりを作っていた場合、発見が遅れるというデメリットがあります。汚れたパンツを脱がせた後新しいものをはかせるのを忘れていたり、パンツが足りなくなってはいていなかったりした時、いつの間にか作っていた水たまりに何度かはまったことがあります。おしっこの始末は慣れたものとはいえ、不意に踏んでしまうとちょっとショックです。笑 ですが布パンツをはいていれば、おしっこしたかどうかはわかるので、気づかずに水たまりを踏むことは避けられます。「どこでしーしーした?」と聞くと教えてくれることもあります。意外なメリットではないでしょうか。

 

トレパン(トレーニングパンツ)

  • 乾きやすさ×

吊り式(吸収体の部分を引き出して広げて干せる)もありますが、それでも何層にもなっているので乾きにくいです。3層、4層、6層タイプがあります。

  • コスト×

1枚あたりの単価は最も高いです。安いと1枚500円くらいで手に入りますが、おむつ外しの期間しか使わないので割高です。

  • 掃除△

布パンツよりは食い止められますが、水たまりができないわけではありません。1回の量と層の厚さによっては大丈夫だと思います。

  • ひとこと

とにかく乾きません。晴れた日に外で干していても、途中で必ず裏返して吸収体の部分がまんべんなく日に当たるようにしなければなりません。夏の日差しでも、いつもトレパンだけ乾くのがひときわ遅かったです。ほとんどおむつが取れかけていて1日に何枚も使うわけではない場合、または短時間のお出かけなどでお守り代わりに厚めのものがいい場合、または乾燥の手間は気にしないという場合には良いと思います。

 

ふんどし

  • 乾きやすさ◎

輪おむつなのですぐ乾きます。この3つの中では断トツです。

  • コスト◎

布おむつをすでに使用している場合はゼロです。ウエストのおむつベルトは、ヘアバンドをそのまま利用できます。100均でも購入できますね。布おむつを新たに買う場合も、10枚入り1700円前後で購入できます。

  • 掃除◎

水たまりはほぼできません。その代わり「出た」という感覚は他に比べると劣るかもしれません。

  • ひとこと

娘がようやくあんよを始めて、歩きやすくしてあげるためにおむつを外してみようと思ったことがきっかけだったので、歩きやすさも重視していました。布おむつカバーで覆うよりは自由に脚を動かせますが、はき心地や歩きやすさという点ではふんどしは他の2つに劣るかもしれません。ですが、すでに布おむつを使っている方や床を汚すのは抵抗があるという方には気軽に始められて良いのではないでしょうか。布おむつカバー1枚ないだけで、そばにいれば案外音も聞こえるし見た目にも濡れていることがすぐわかります。 

 

我が家ではこうしています

いろいろ試した結果、布パンツ、時々ふんどしに落ち着きました。

まず、トレパンは本当に乾きにくい!乾いたそばからまた使うということもできないのである程度の枚数が必要になりますが、値段も高いのでコスト面でも却下ということになりました。

布パンツはとにかく掃除が大変です。必ず水たまりができますが、出ているという感覚を育てるためなので割り切ることにしました。娘に雑巾を渡すと自分で拭いてくれるので良いコミュニケーションになっています。そして、トレパンに比べると値段が安いことと(200円、300円~)、おむつが外れても使えること(サイズアウトの可能性はありますが)は大きなメリットです。セールやフリマアプリでコツコツ集めて11枚で運用しています。

 

1日の流れ

朝起きたら、布パンツに履き替えます。午前中は1時間おきのこともあれば、15分~30分に1回というハイペースなこともあります。出たら、とにかく慌てず騒がず片付けます。大人が騒ぐと、子どもは罪悪感を持ったりショックを受けてしまうので気を付けてくださいね。1歳を過ぎると、言葉は話せなくても大人の言葉がだんだんわかるようになってくるので、だからこそ排泄をポジティブに受け止めて声をかけてあげてください。途中、私に余裕がなくなればふんどしにしたり、「ちょっと今手が離せないからおむつするね」「おしっこしたい時は教えてくれたらトイレに連れて行ってあげるからね」と説明して布おむつを使ってもらっています。

13時頃から昼寝することが多いですが、昼寝の間も排泄することはほとんどありません。途中で泣いて起きますが、トイレへ連れていきスッキリするとまた寝てしまいます。昼寝ガ終わると、排泄の間隔は午前より開くのでパンツにすることが多いです。お風呂上りは布おむつをつけて、そのまま就寝です。

 

布パンツにして良かったこと

実際に布パンツ生活にしてみて感じた変化がいくつかあったのでご紹介します。

歩きやすそう!

随分歩きやすそうに見えます。布パンツにしてから、支えなしで一人で立ち上がって歩き出せるようになりました。先日、外出のために紙おむつに替えようとすると、泣いて嫌がり「こっち!こっち!」と言って脱がせた布パンツを差し出してきました。布パンツの方が気持ちいいのでしょうね。その日はもちろん布パンツで外出しました。

 

娘の様子を気に掛けるようになった

やっぱり漏らさずに済むに越したことはないので、そろそろかな?もぞもぞしてるかな?と娘のことを気に掛けるようになりました。少し前に私が体調を崩して一日中紙おむつに頼ったことがあったのですが、「最後いつ替えたっけ?」と、全く娘の排泄に意識が向かなくなってしまいました。漏れないという安心感、漏れるという危機感(?)でここまで違うのかと自分でも驚きました。

 

新しいコミュニケーションツールとして

パンツの入っているカゴを見せて、「どれにする?」「こっち!」というコミュニケーションも楽しんでいます。どこまでわかって選んでいるのかわかりませんが、全部親が決めるよりも娘が自分で選んだ柄のパンツをはく方が、私も「寄り添う」という意識を忘れずにいられます。

 

間違いなく事前報告が増えた

おまるの補助便座部分を持ち上げて、「あっち!あっち!」とトイレを指さしながら歩いていく、というビックリするほどの成長が見られました!本当に嬉しかったです。それが数日続いて、このままおむつが外れるのでは!?と期待したとたん、全く教えてくれなくなってしまったのですが、この子なりにいろいろ感じたり考えたりして、これも一つの成長過程なんだろうな、と見守ることにしています。

 

まとめ

メリット・デメリットいろいろご紹介しましたが、皆さんの納得できるものを選んでみてください。布パンツじゃないとダメ、ということはありません。

おむつを外すというのはちょっと勇気がいることかもしれませんが、いろいろと気付きが得られますよ。もちろん無理する必要はないので、今日はパンツ〇枚汚すまでやってみよう、とか、この1時間だけやってみよう、とか、自分の余裕とお子さんの様子を見てやりやすい方法を模索してみてくださいね。