HAPPYおむつライフ

富士山の麓から、おむつなし育児の記録をつづります

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意外と簡単!パートタイムから始めよう!布おむつのススメ

我が家では、生後9ヶ月でおむつなし育児を開始し、その後2週間で布おむつを導入しました。日中は布、夜間と外出時は紙、という併用です。

追記→その後、夜間も布おむつになりました!

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初期投資が必要だし、漏れないか心配だし、処理も大変そう‥ということで見送っていましたが、おむつなし育児を始めた当初なかなかうまくキャッチできない状況を打開したかったことと、紙おむつの節約のため、そしておしっこの始末をしているうちに「布おむつの洗濯もできそうだな」、と思うようになったからです。布おむつは思ったよりハードじゃありません。今回は布おむつにするか迷っている方向けに、必要なものや布おむつのメリット、無理のない始め方などをお伝えします。

 

干している輪おむつ

用意するもの

必要なものはこれだけ!

  • 輪おむつ(成型おむつでもOK)
  • 布おむつカバー
  • 浸け置き用バケツ

私が初めに用意したのはこちら。ベビー用品店で揃えました。

  • 輪おむつ10枚(約1700円)
  • 70サイズの外ベルト布おむつカバー2枚(約1700円)
  • 80サイズの内ベルト布おむつカバー2枚(約1700円)

しばらくしてから、フリマアプリで輪おむつ10枚(約1300円)を追加購入しました。まだおしっこが頻回な赤ちゃんはもう少し輪おむつが必要かもしれませんが、娘は9ヶ月だったので日中は1日10枚で十分足りました。(だいたい生後6ヶ月くらいから膀胱が大きくなってある程度おしっこを溜められるようになります。)

成型おむつでももちろんOKですが、輪おむつの方が折りたたみ方を変えたりふんどしにしたりと使い道が多いことと、乾きやすいのでおすすめです。

 

布おむつのメリット

布おむつ、始めはおっかなびっくりでしたが、やってみるといろいろいいことがありました!

紙おむつ代が節約できる

日中、布おむつにしたことで、紙おむつの消費量は一日に1~2枚になり、月におおよそ1パックで足りるようになりました。それまでは7~10日で1パック消費していたので、かなりの効果です。この記事を書いている現在は日中ずっと布おむつというにしてからだいたい4ヶ月なので、1週間に紙おむつ1パック1000円だとするとすでに1万2000円浮いたことになります。紙おむつのストックの管理や収納スペースに悩まされることもなくなり、「おしっこラインは青くなってるけどまだ使えそう‥」「でも替えてあげないと‥」「でも紙おむつ高いしもったいないな‥」という葛藤のプチストレスからも解放されました!

 

コミュニケーションが増える

漏れるのが心配で「出たかな?」「大丈夫かな?」と常に娘を気にかけるようになりました。機嫌よく一人遊びができる子だったので、ややもすればほったらかしになりがちでしたが、布おむつタイムがあることで娘と話す時間を作ることができました。おむつなし育児はコミュニケーションが大切なので、これは大きなメリットです。バンバン交換して「しーしー出たね~」「キレイにしようね~」「スッとしたね~」というコミュニケーションを楽しんでいます。その点紙おむつは漏れることがないので、どうしてもおむつや排泄への意識が低くなってしまいます。紙おむつでおむつなし育児をする方は心に留めておいてくださいね。

 

排泄の感覚を取り戻せる!?

紙おむつの中で排泄することに慣れきってしまっている場合、排泄の感覚を取り戻すのに一役買うかもしれません。おむつなし育児開始当初、娘はペットシーツの周辺をうろうろつかまり立ちしたまま30分以上‥だったのですが、布おむつにしてからはおむつを取ってからおしっこまでの時間が短くなりました。おしっこをするとおむつが濡れる→おむつが濡れると気持ち悪い→開放的な空間で排泄したいという感覚を取り戻しつつあったのかもしれません。

 

布おむつ姿の赤ちゃんは可愛い!

布おむつカバーはいろんな柄があるので選ぶのも楽しみのひとつです。紙おむつにも様々な柄やキャラクターがプリントされていますが、やっぱり布おむつカバーに比べると味気なく思えてしまいます。使い捨てにするものと、洗って何度も使い続けるものの愛着の差でしょうか。

 

布おむつの始め方

初めから頑張り過ぎたり、こうしなければ!と思ってしまうと続かないので、少しずついろいろ試しながら楽に続けられそうなところを見つけていってください。

まずはパートタイムで始めてみよう

さすがにいきなり一日中布おむつにするのはハード…という方が多いと思うので、まずは数時間だけ、布おむつの枚数を決めて取り掛かることをおすすめします。私は家事がいったん落ち着く午後の数時間からトライしました。赤ちゃんは、午前に比べると午後の方がおしっこの回数が少ないので始めやすいですよ。

初めのうちは、10枚ある輪おむつのうち5枚は翌日用として置いておき、残りの5枚を使い切るまでが布おむつタイム(だいたい2~3時間でした)とし、使い切ったら紙おむつに戻すことにしました。慣れてきた頃に輪おむつを買い足して、夜間・外出時以外はずっと布おむつになりました。

漏れが心配かと思いますが、よほど放置しなければ大丈夫です。輪おむつの折り方も好き好きで問題ありません。コツは、カバーから輪おむつがはみ出ないように折り込んだり押し込むことです。はみ出ていると、おしっこの量が多かった時におむつを伝って服に染みてしまいます。

そして、慣れてきたらぜひ布おむつタイムを増やしていってください。2~3時間では紙おむつの節約にはなりません。洗う布おむつが5枚から10枚に増えても手間はそこまで増えませんし、おむつなし育児をしているとうんちのおむつが減るので、思ったより楽に続けられますよ。

 

洗濯について

使用済みの布おむつは水を張ったバケツにつけておき、すすいだ後(夜お風呂に入ったついでにすすぐのも楽です)洗濯機で洗います。バケツは浅型のものを使っているので、そのまま洗面台に持ち上げて蛇口とも干渉せずに使えて便利です。

浅型バケツ


浸け置きの水にはセスキ炭酸ソーダを溶かす方も多いようですが、私は水だけで十分でした。うんちのおむつが多かったり、洗剤を溶かしたい場合にはEco-Branchの“Eco-Branch110”がおすすめです。赤ちゃんにも安心の自然派洗剤かつ洗浄力もばっちり!一晩浸けておくだけで、うんちの汚れもかなり取れやすくなります。

私は洗面台ですすいでいたので、終わったあとは洗面台をメラミンスポンジとハンドソープで洗って、昨日一日使ったフェイスタオルで洗面台を拭いた後、タオルは洗濯機へ。布おむつの導入には衛生面がずっと気がかりだったのですが、この掃除が毎日のルーティンになったので洗面台は水垢ひとつなく、むしろ布おむつにする前よりキレイになっています。洗面台の掃除を忘れがちなズボラな私には良い方法でした。

 

挫折しないために…

紙おむつと違って、替えるのが遅れると服まで漏れたり頻繁な交換が面倒なときもあります。どうすれば継続していけるのか、私の考えるポイントはこちらです。

楽しみを見つける!

布おむつ派のあるあるで「真っ白な布おむつが干してある光景が好き」「乾いた布おむつをたたむ時間が好き」というのがよく聞かれます。紙おむつ時代は「いやいやまさか」と思っていましたが、やってみるとその気持ちが本当によくわかりました!真っ白な布おむつをキチッと干すのも楽しいし、布おむつは薄いのでよく乾いて気持ちいい。夫が洗濯物を干してくれるときでも、布おむつだけは私が干すので置いててもらっています。節約の効果も感じられるようになると、いかに紙おむつを使わずに済ませるかゲーム感覚で楽しめたりもします。

 

臨機応変に紙おむつにも頼って

体調の悪いときなどは無理せず紙おむつに頼ってみてください。紙おむつを布おむつカバー代わりにして輪おむつをはさむという裏技もあります。頑張りずぎてやめてしまうより、ゆるゆる・休み休みでも続けている方がおむつなし育児もうまくいきますよ。

 

おわりに

今思えば1週間で紙おむつを1パック使い切らないことがあったなんて、どれだけ紙おむつをパンパンになるまで放置していたんだろうと思います。おむつなし育児の基本は排泄を通じたコミュニケーション。子どもに寄り添い、体や心の声を聞いてあげることです。紙おむつでも頻繁に交換してあげられれば問題ないのでしょうが、「漏れないから」「高いから」と言って手を抜いてしまう私には布おむつはぴったりでした。便利さゆえに寄り添う心を忘れてコミュニケーションの機会を減らすのではなく、おむつは1回ごとにバンバン替えてあげたいですよね。