HAPPYおむつライフ

富士山の麓から、おむつなし育児の記録をつづります

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おむつなし育児スタートから半年たって…感想や娘の様子など

おむつなし育児を始めてから半年経ちました。スタートが生後9ヶ月と少し遅めだったのですが、半年後にはどうなったのか…感想や私と娘の変化などをお伝えします。

  

娘の様子はというと…

主に寝起きにキャッチする「パートタイム」でやっていますが、寝起きはおまるに乗るものだと理解しはじめているようです。朝、「しーしーする?」と聞くと「こっち?」と言っておまるを指差して乗ろうとします。私より起きるのが早かったときはおむつを持って「替えて~」とアピールしながら起こしに来てくれたこともありました。起きぬけの機嫌が悪いと泣いておまるを嫌がることもありますが、後ろから抱きしめて落ち着かせるとうまくいくことも。絶対出るでしょ、というタイミングでなかなか出ないときはお茶を飲ませたりもします(呼び水?)。最近は出ないときは首を横に振るので、そうなると素直におむつ装着です。おむつしたとたんに中でされることもあるのですが、そういう気分なんだなと受け入れられるようになってきました。

また、1歳3ヶ月になってようやく歩くようになったのですが、歩行が安定しだしてから娘自身が排泄に敏感になってきたような気がします。それまでは歩くのに神経を使って、おしっこどころじゃなかったのかもしれません。

  

こんなにはまるとは思わなかった!続くとは思わなかった!

…というのが素直な感想です。最初はおむつに排泄する習慣がすっかりついてしまっている状態だったので、五感を使って「排泄している」ということを認識してもらうステップから始めました。なので、黄金期のような「初めておまるにささげてすぐに成功した!」というわけにはいきません。とにかくゆるゆる、細く長く、しんどくなるくらいならやめる!と自分に言い聞かせながらやっていましたが、キャッチできるようになってコミュニケーションがとれるようになってくると、そんなこと言い聞かせなくても楽しく取り組めるようになりました!急激に成長したり、かと思えば後退したりといろいろありますが、小難しいことをマニュアルに則ってやっているというよりは、授乳する・着替えさせる・歯をみがく…というのと同じような、生活習慣のひとつとなっています。

  

私の変化は…

おむつなし育児を始めて、より娘が可愛く思えるようになりました。正直に言うと、私はあまり子どもと接するのが得意ではありません。どちらかというと苦手な方です。我が子はもちろん可愛いけど、娘にメロメロな夫を見ていると私には母性が足りないのか…?と落ち込むこともありました。でも、おむつなし育児で娘の気持ちをひたすら想像するうちに、向き合い方や寄り添い方がわかってきて、母としての自分にちょっと自信がついた気がします。それが自然にできなかった私にとって、おむつなし育児は向き合い方を学ぶのにぴったりな方法でした。

はたから見れば「おしっこしたい」「させてあげられた」というだけなのかもしれませんが、赤ちゃんにもできるんだ!という驚きと尊敬、気持ちが通じ合った!わかってあげられた!という喜びは、本当に貴重な経験だと思います。

習いたての拙い外国語を一生懸命話してみて、言葉は正しく通じなくても心で分かり合えて笑える瞬間って本当に嬉しいんです。それと同じ感じだと思います。言葉が通じないからこそ、ずっと深く心に残るような気がします。

  

もしおむつなし育児を知らなかったら…

今は母乳育児が奨励されていて、母親学級では、母乳で育てるための事前ケアの指導を受けました。スマホやテレビを見ながら授乳しないで!という注意喚起もたくさんありました。まわりには完母のお母さんも多く、皆それぞれ食べ物や飲み物に気を遣っています。

それに比べて排泄に関しては…。母親学級では、おむつの付け方しか習いませんでした。動物としての自然な排泄を学ぶ機会があればいちばん良いと思いますが、せめて「“最長12時間吸収!”なんて文言を間に受けないでこまめに替えてあげてね」くらいは必要だなぁと思います。月齢が進むと減っていく授乳回数に対し、おむつ交換はそこまで回数は減りません。その分「出たね。良かったね。キレイにしようね」というコミュニケーションがたくさんとれるはずなのに、もったいないことだなと思います。

かくいう私も、 おむつなし育児を始める前は全く娘の排泄に向き合えていませんでした。新生児の頃、おむつを開けたとたんにおしっこされるとその瞬間にさっとおむつを閉じていたので、娘がおむつを開けてもおしっこしなくなるまで時間はかかりませんでした。「この子あんまりおむつで泣かないんだー」なんて言って、泣いたらすぐ授乳していました。大反省です。おむつなし育児を知らないままだったらどうなっていたんだろうと思います。

 

おむつなし育児はメリットいっぱい

長々と書きましたが…おむつなし育児やってて良かったです。掃除や、布おむつの場合は洗濯の手間もありますし、おむつなし育児をやろうか迷っている方にとってはデメリットに見えることが他にもあると思います。昨今の子育て環境は決して良いとは言えないですよね。我が家も夫婦そろって地元が遠方なので頼れる人は近くにいません。どうやって楽に子育てするかばかりに目が行きがちです。でも、手間はかかってもしっかり子どもと向き合って、発されるメッセージを読み取ろうとする癖をつけた方が総合的に見れば楽なんじゃないかと思います。というのも、最初の頃、娘はちょっと神経質(?)でよく泣くし落ち着きがなく、どこへ行くにもヒヤヒヤしていたのですが、最近はどこへ行っても何をしてもわりと落ち着いていて穏やかになりました。もともとの性格だったり、月齢があがるにつれそうなるものなのかもしれませんが…。娘の仕草や行動から、その意思が少しは読み取れるようになって、泣く前に大人が理解して対応できているから…だったら嬉しいなと思っています。

おむつなし育児、始めるのが遅めだったのでうまくいくか不安でしたが、このまま続けていけそうです。なので、おむつなし育児を始めるのが遅かった…という方も大丈夫です!うまくいかないこともあると思いますが、子どもと向き合って試行錯誤しながら、まぁいいかとも思える心の余裕を持つ、そのバランスがポイントなんじゃないかなと思っています。私もまだまだ修行中です。いつかおむつが外れるその日まで、ゆるゆるがんばります。